丁寧な暮らしって、簡単じゃない

丁寧に暮らすことは、自分を丁寧に扱うことでもある。でもそれは、簡単なことではないと気づきました。

Written BY

Reiko

Room Euphoria Brand Owner / Yoga teacher /Yoga Nidra therapist /Aromatherapist / 京都芸術大学で空間デザインを勉強中

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October 9, 2018

昨年あたりから興味がぐっと「暮らし」に向かい、

日々の暮らしをより快適にするには?より幸福なものにするには?

を常日頃から考えるようになりました。

そして「豊かな暮らし」ってなんだろう?って考えた時に、

物に溢れている豊かさとは、絶対に違う、と思いました。


昨年、noteに何があっても、何もなくても、幸せ。書いたように、

社会全体が強制的にストップがかかった時、様々なことを考えました。

この大きな資本主義世界の中で生きている私たちは、それから逃れて生きることはできない。

でも、簡単に買って簡単に消費し、捨てて、また買って・・・というような消費生活は本当に正しいのだろうか

そもそも、それは私たちを幸せにしているのだろうか・・・?という大きな疑問が生まれました。


そういったことがきっかけになって今住んでいる京都に引っ越すことになったのですが、その際に家具やインテリアを一新したこともあって、心地の良い、丁寧な暮らしについて、より考えることになったし

本当の意味での豊かさは
日々の暮らしの充実にあるのではないか

と思うに至りました。


暮らしって、いい加減にすることはいくらでもできるし、こだわることも際限なくできると思うんです。


でも、ひとつひとつにちゃんと意識を置いて生活するってとっても大変なことなんだと実感しています。

例えば毎日使っているマグカップやふきん、洗剤、カトラリー、歯ブラシ
毎日口にする牛乳、ベーコン、小麦、シリアル、お肉、野菜・・・

よく考えてみたら「なんとなく」「安いから」「惰性で」
買っている、もしくは使っているものばかりです。


そんなひとつひとつを全てこだわって選ぶことができたらすごいけど
そこまでできる人が、どれくらいいるだろうか・・・



いや、おしゃれな雑誌に載っている素敵な暮らしをしている方はそうなのかもしれないけど

私はまだまだ、100均でプラスチック製品を買うこともあるし
消費するばかりになってしまっているものもある。



物を大切にしきれているかといえばまだまだそうでもないけど
できればそうありたいなぁ、と舵を切り始めているところです。



20代の頃、ちょうど世の中に「ロハス」という言葉が出て来た時に、その「ロハス」にどハマりしていた時期がありました。

その時はとてもストイックにやっていて、洗剤やシャンプーまで石鹸由来の製品にしたり、化粧品も自然のものに替えたり、自宅のキッチンで段ボールコンポストをやったりしていました。

今はそこまでストイックではないけど、当時そういう意識が生まれたおかげで、化粧品やシャンプー、洗剤等の成分は大体わかるようになりました。


そんな私も当時「食」にはそんなに興味が持てなかったのですが、今は周囲に詳しい方々がいるおかげでローフードやヴィーガンに興味を持ち始めています。

しかし、その分野も知れば知るほど奥深く、考えさせられることがたくさん。私たちの食生活が結局環境問題に繋がっていたり、食肉の習慣がパンデミックに関連していたり・・・

なので、


丁寧に、より健康や環境に配慮して暮らそうと思うと沢山のことを考え、判断する必要があり、比例するようにコストも上がっていく。

だから丁寧な暮らしというのは簡単ではない____


というのが、今のところの本音です。

全てをなあなあにしてしまう方がある意味楽かもしれないけど
できるところはちゃんと選びたい。
そんな風に思っています。

それは自分を丁寧に扱うことにも繋がると思うから。



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