この春、京都芸術大学に入学しました

本当のRoom Euphoriaを作るため、空間演出デザインを学びます

Written BY

Reiko

Room Euphoria Brand Owner / Yoga teacher /Yoga Nidra therapist /Aromatherapist / 京都芸術大学で空間デザインを勉強中

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April 14, 2023

この春、私は京都芸術大学 デザイン科 空間演出デザインコースに入学いたしました。

入学を悩むこと数ヶ月間。

仕事と勉強の両立は大丈夫か。

娘もこの春私立中に進学するのに。

インテリアも建築も好きだけど、専門知識は0に近いのに。

そして学費は・・・?

色々頭で考えましたが

最終的にはワクワクの方が勝ってしまいました。

キャンパスから見下ろす京都の街並み

入学式はとても天気の良い日でした。

おそらく入学式で涙したのは初めてだと思います。

本当に素晴らしい入学式だったのです。

大学を卒業してから約20年後に、自分がまた学生になるなんて思ってもいませんでした。

母であり、社会人であり・・・という、完全に学生だけをやっていれば良いという訳にはいかない立場になると

学びの場に戻るということはそれなりの覚悟と努力を要します。

このタイミングで色んな幸運が重なりこの選択ができたということもありますが

何よりも、この歳になって自分の奥底から湧き出る「学びたい!」という欲求を

周囲の人からの理解やサポートを受けつつも

叶えられたということが本当に嬉しく、有り難くて

特別な気持ちを抱きながら入学式に向かったから

ということもあるかもしれません。

学長や来賓の話が「長いな」とか「つまらないな」

と思うようなことなんて全くなく、むしろ聞き入ってしまった。

姉妹校(同創立者)である東北芸術工科大学の学長の話も素敵でした。

京都芸術大学の創設者が残した「開学の哲学」の言葉

『京都文藝復興』

の朗読は素晴らしかった。

『まだ見ぬ若者たちに』という文章の中で

この大学で学んで欲しいこと、

として掲げた言葉

『この短い期間にいかほどのことをきみたちに与えられるかは疑問だけれど、ぜひ伝えたいのは、

なにが美しくてなにがみにくいか

なにがほんとうでなにが嘘か

ひとを愛するとはどういうことなのか

人間とはどんなものか

いかに生きるべきか

などといったことにつきると言えましょう。』

にどれだけショックを受けたか。

全てが、これまで「勉強」して、見てきたものと違う。

芸術の世界って、こんな感じなんだぁ、て肌で感じました。

この学校で大事なのは

うつくしいか うつくしくないか

ほんとうか ほんとうじゃないか

人を愛するとはどういうことなのか

人間とはどんなものか

いかに生きるべきか、なのです。

私はこれまで「学校」と言えば学力や点数の高低で判定されるにところしか通ってこなかったので

そういった学校とは明らかに違う思想を持っている世界に飛び込んだんだなと・・・。

もし高校を卒業して大学に入学する18歳の時の私がこの場にいたとして

今と同じ感想を持っただろうか?

あの時感じていたように

学長の話長い、つまらない、学校の思想なんて興味ない・・・

と思っていただろうか。

そうじゃないといいな。

学園歌の作詞はあの秋元康先生です

でも、今だからこそこの大学に入ったのだろうし

私はこれまでの人生で様々なことを経験しながらも

文藝復興したくて京都に居を移し

この大学に通うことになったのかもな、とも思ったりもしました。

あとひとつ。

こんなに嬉しくて仕方がないのは私が10年以上前からことあるごとに言っている

「生まれ変わったら建築士になりたい」

という夢が

今世のうちに叶えられるかもしれないという喜びがあるからです。

そうそう、このRoom Euphoriaを始めたのも

そんなにインテリアや建築物が好きなんだったら

それに関わることを今からやっていっちゃえばいいじゃん!

と思ったからでした。

でもその時だって、建築士になろう、なれるとは思ってませんでした。

そのままいったら来世に持ち越されてしまうところでしたね。

2020年にはFacebookに書いてましたね。笑

そして早速勉強を始めていますが

思った通り

いや思った以上に一筋縄ではいきそうにありません。

私は一度大学を出ているので3年次編入。

最短2年で卒業ということになるのですが

その2年間で専門的なことをみっちり

それにプラスして建築士2級登録資格要件を満たすための

単位も追加でとらなければなりません。

ざっくり計画を立ててはみましたがものすごいボリュームです。

ずっと課題に追われに追われ、

卒業制作を必死で仕上げてなんとか卒業・・・という感じになりそうな予感。

でも、せっかくならもっとゆっくり噛み締めながら知識を取り入れたいというのもあるし

なにしろ面白そうな授業がたくさんあるんですよ。

芸術史とか、デッサンとか、哲学とか、心理学とか・・・。

せっかく学生なのだから

興味があることにちょっと手を伸ばしてみたいという気持ちもあり

2年での卒業はちょっと難しいのかもしれません。

さて、これからどうなるのだろうか。

「社会人の皆さんだからこそ

学生生活を思いっきり楽しんでください!」

と入学式で言ってもらえたので

とにかくワクワクを胸に

めいいっぱい学生生活を楽しみたいと思います。

今後のRoom Euphoriaに、乞うご期待。

『京都文藝復興』

ぜひ読んでみてください

https://www.kyoto-art.ac.jp/info/about/philosophy/pdf/hukkou.pdf

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